私はフィリピンのセブ島で働いています。
食にこだわりはない私ですが、時々無性に食べたくなる食べ物があります。

そう!
みんな大好き牛丼です!!
なんだかんだ言って日本人なんだなと感じます。
セブ島には吉野家があるので、牛丼が食べれるのです。
味はもちろん日本と同じなのですが、何かが違う…。
お米の種類が日本と違うのです。
そこまで、気にしていませんでしたがフィリピンと日本ではお米の種類が違います。
と衝撃を受けたので、お米の違いについて調べていたら、あの有名な「臭い飯を食う」の由来はフィリピンでも食べられているあのお米だったのです!
フィリピンで食べられているお米(インディカ米)

インディカ米(タイ米とも言う)はインドからその栽培が広まり、今では全世界で栽培されているお米です。
粘り気が少ないので、ピラフやチャーハンのような「炒める」調理法がほとんど。
「炊く」という調理法はされていなかった。
独特の匂いがある。
という特徴があります。
ほとんどの国ではお米と言えばこのインディカ米を指しています。
日本で食べられているお米(ジャポニカ米)
ちなみに日本でよく食べられているお米はジャポニカ米です。
日本以外にも朝鮮半島、中国東北部、台湾北部、アメリカ西海岸でも栽培されています。
このジャポニカ米を育てている地域では、日本と同じようにお米は「炊く」という調理方法で食べているところが多いようです。
昔は囚人に出されていたお米だった

「臭い飯を食う」の由来はなんと、フィリピンでもよく食べられているインディカ米が影響していたのです!
インディカ米が日本で「臭い飯」と言われるようになった経緯。
〜時は明治、インディカ米が日本に輸入されました。
とりあえず炊いてみよう!
当時の日本人には生産地と同じように米を調理する食習慣がなく、また調理方法も知らず適切な調理が行われなかったのです。
食感と臭いが大不評
これは食べれたもんじゃない。
適切な調理法を知らなかったので、日本でインディカ米は臭いと大不評。
最下層の貧民の食物として流通し、戦中戦後の食糧難の時代に、不足する国産米の代用として消費されるのみでした。
刑務所の食事は本来麦飯ですが、予算や時代の食料事情によってはインディカ米を炊飯した、独特の臭いを放つ「臭い飯」が囚人に出されたのです。
こういう背景があり「臭い飯を食う」という言葉が生まれたそうです。
日本人はお米が大好きでよく食べるイメージですが、世界的に見るとあまり食べられていない事が今回の件で分かりました。
日本は世界のお米消費量は50位です。
ちなみにフィリピンの方が日本よりお米を食べます。(フィリピンは世界7位)
そして、世界第1位はバンクラディッシュ。
1人が1日平均、おにぎり約10個半(473g)のお米を食べるそうです。