新卒で光通信に入社した私。
地獄のような新人研修を終えた私はいよいよ現場に配属されました。
ちなみに例の研修の後、数名が辞めたようですが、ほとんどが残り晴れて光戦士への第一歩を踏み出しました。
例の研修についてはこちらを読んでね。
今回は配属後のストーリーを紹介します。
社内の挨拶は「オス!」一択
「オス!」ではなく「ゾス!」と言っています。確実に。
もし、街で「オス!」とか「ゾス!」と言っている人を見かけたら、その人は間違いなく光戦士なので、温かい目で見守ってあげてください。
名刺を30枚あつめるまで帰れまてん
挨拶のルールに若干ドン引きしながらも「ここで生きていくには従わねば…。」と思い
と上司に挨拶しました。
普通の挨拶なので「おう!よろしくな〜。」的な返答がくると想像していました。
しかし上司から返ってきた言葉は
当時、新人は名刺を30枚集めて来なければならないというルールがありました。
とにかく飛び込みで名刺を交換してもらえ!
名刺集めのルールはこちら!
- 自分の名刺を持って外出。
- 街ゆく人や会社に飛び込み名刺交換してもらう。
- 30枚集めるまでオフィスに帰れない。
※1時間毎に上司に電話して現在、何枚集めているのか報告すること。
新人全員がこのルールに従って、名刺を抱えて外へ飛び出して行きます。
街中で「すいません!名刺交換してもらえませんか?」と知らない青年に声を掛けられたことはありませんか?
雰囲気はあんな感じです。
光通信は圧倒的No,1を目指す企業体質なので、早く帰ってこないと間違いなく激詰めされます。
それだけは避けたいので、効率よく集めようと、ビルの上から下までローラをかけたりしていましたが全然集まりません。正直知らない奴からいきなり名刺交換を求められると気持ち悪いですよね?
1時間毎に上司に連絡を入れなければならないので、連絡を入れます。
基本、電話はガチャ切りされます。
みんな1時間毎に詰められながら、あの手、この手で名刺を集めて行きます。
神の助け!? 〇〇屋さんに救われる
自分も早く集めないとヤバイな〜。と思いながらも全然集まらない現状に焦りまくっていました。
とりあえず数をこなさないと始まらないと思い、看板も表札も見ずにあるお店に飛び込みました。
中にいたスーツを着たお兄さんに名刺を出して挨拶しようとしたその時!なんと向こうから名刺を出してくれたのです。
戸惑う私をよそにお兄さんは「どのような物件をお探しですか?」と質問してきます。
「ん?物件?」一瞬戸惑いましたが、すぐに状況を理解しました。私が適当に入ったお店は不動産屋さんだったのです。
今となっては、あの頃から思考がブラックだったんだなぁと思います(笑)。
その後「この辺りで家を探してるんですよね〜」という雰囲気を出しつつ、大量の不動産屋さんを攻めて名刺をGETしました。
何とか名刺を30枚集めてオフィスに帰れたのですが、定時になっても集めれてない同期もいました。
さすがにこの辺で終わりだろうと思っていたのですが、完全に光戦士となっている上司は
と普通に言い放ちました。「目標必達が使命なのだから、当然だろう」という顔です。
きっと血は赤色じゃないです。