新卒で光通信に入社した私。
鬼の名刺配りも終了し、いよいよ通常業務の開始となりました。
ここから、私が体験した光通信の内情を綴っていきます。
前回の話はこちら
商材はコピー機やスマホ
光通信は営業会社なので、他のメーカーが作ったサービスや製品の販売が主な業務です。
その中で、私は携帯電話の担当となり、法人向けにソフトバンクの携帯電話を営業していました。
時代的にはちょうどiphone3Gが登場した時でした。
今では、みんな当たり前にスマホを使っていますが、当時はまだまだガラケーが主流でスマホは「タッチパネルが使いにくい」「バッテリーが弱い」といった理由からスマホは選ばれにくい状況でした。
1日200~300コールは当たり前!鬼のテレアポ
光通信の営業スタイルはテレアポからの訪問営業です。
役割としては電話をしてアポを獲得するアポインターと実際に訪問して契約を取ってくる営業マンの2種類に別れていました。
アポインターはどこからか取得して来た大量リストを見ながら、ひたすら法人にアポイントの電話をします。
職場にインターネット回線やコピー機の営業の電話がかかってきた経験はありませんか?
経験した方は分かると思いますが、超絶ウザいですよね(笑)
いきなり電話がかかってきて「ちょうどお得なキャンペーンをしていて〜」「担当の者が近くを回ってますので〜」的なことを言われて、訪問しようとするんですもんね。
はい。
何を隠そう、電話していたのはこの私です。
すぐ電話を切られたり、ちょっと話を聞いてくれたりと色々ありますが、リアルに1日200~300コールはしていました。業務時間のほとんど受話器を握っていた感じですね。
アポが入らない奴は人間じゃない
いくら電話数(コール数)が伸びてもアポイントが入らないと意味がないので、アポ目標は1日2件と設定されていました。この数字が悪いと上司から激詰めをくらいます。
光通信では「数字が人格」という格言があり、数字がない奴は犬畜生にも劣る扱いを受けます…。
ずっとアポが入らなかった暗黒時代
テレアポより対面で営業したかった私ですが、新人は問答無用でアポインターからのスタートでした。
アポインターから仕事をスタートしたんですが、劇的にセンスなかったです(笑)
めっちゃ電話していたんですが、全くアポが入らなくて同期の中で最後までアポが入りませんでした。毎日、毎日詰められて、当時はかなり辛かったです。
今の自分なら「そんな嫌なら辞めればいいのに」と思いますが、当時は新卒ですぐ会社を辞めたら転職しづらくなる。
という化石みたいな話を信じ切っていたからなんですね。上の世代が作り上げた固定観念が正解なんだ!引かれたレールの上を歩かなくてはならないんだ!と思い込んでいた自分が情けないです。
テレアポでどんどん壊れていく自我
テレアポの経験がある人は分かると思いますが、テレアポってホント辛いんですよね。
- 基本的に怒られる
- 同じ作業の繰り返し
- めっちゃメンタルやられる
テレアポはいきなり相手に電話して強引に商品の案内をします。早い話が押し売りです。
仕事中の忙しい相手を捕まえて、欲しくもない商品の案内をします。
あなたならどうしますか?
怒りますよね。
基本的にテレアポしている時は、電話先から「めんどくせぇな」って感じがプンプンしていました。はっきり口に出す人の場合は「迷惑だから掛けてこないでください」と言われます。
最初は取引があるのか分からないから、丁寧に対応してくれていても営業電話と分かると態度が180度変わります。その変化がはっきり分かる瞬間が嫌でした。
と感じる毎日+長時間労働+激詰めの3連コンボでメンタルはかなり消耗していきました。
メンタルがやられると何も考えられなくなるので、一刻も早く逃げた方がいいです。逃げることは恥ずかしいことではありません!
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