こんにちはフィリピン・セブ島に在住している321です。
新型コロナウイルス拡散防止対策としてフィリピン・セブ島のセブ州知事は2020年3月30日からセブ島を完全に封鎖するいわゆる「lockdown」を実施する事を発表しました。
※一部地域は3月28日から開始
この記事では政府公式発表・地元メディアの情報を参考にセブ島ロックダウンについてまとめています。
制限が厳しくなるって聞いたけど、どこまでがOKなんだろう?
と思っている方は参考にしてください。
そもそもロックダウンとは?
ロックダウン(lockdown)とは、公共施設などで、外部からの闖入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖すること。また、人々の勾留、屋外活動を全面的に禁止して監禁することを意味する。また、緊急事態において人の移動や情報を制限すること
wikiより
基本的には24時間外出禁止
ロックダウンされると基本的に24時間外出禁止です。会社に行くことも制限されるので、休業にするか在宅勤務の選択を迫られます。事実、私の会社も在宅勤務に切り替わりました。
しかし「絶対に外出できない」というという訳ではなく、今回の決定において下記の人は外出が認められています。
生活必要品(食料など)を購入する為なら各家庭、1名まで外出可能
医療従事者や救急隊員・政府関係者
政府から認可された建設作業員
農業、漁業、酪農従事者
医療機関で診察を受けようとする者、または既に医療機関に入所している者で、同伴者は1名に限る。
物流系のドライバー
※タクシーやバスなどの移動サービスや公共の移動サービスも全て営業停止となります。
移動可能な範囲も制限
食料を買いに行くなど限られた範囲での外出は可能ですが、どこに行ってもいいというわけいう訳ではありません。移動できる範囲も制限されます。
今回の政府発表では「市の14の境界線を厳しく監視し、人々の入国を規制する」とあります。
実はセブ島も東京23区のように沢山の区分けがあり、セブ市に住んでる人はセブ市内から特別な理由がない限り出てはダメですよという内容です。
市の境界線を超えて移動していいのは下記の場合です。
医療関係者
金融関係者
スーパーやコンビニ、薬局の店員さん
物流関係者
政府関係の仕事している人
政府から許可をもらっている会社の関係者(インフラとか)
境界線には24時間体制で警察と軍が監視をしており、上記関係者でないと通してもらえません。
ロックダウン期間中は営業できる店も限られている
ロックダウン中は営業できるお店も限られ、許可されている下記のお店しか営業できません。
病院、診療所、および検査室
薬局とドラッグストア
ガソリンスタンド
荷役業者、フォワーダー、配送ライン、トラック運転手、コンテナヤード
水、電気、ケーブル、通信会社
葬儀場
食品サービス、医薬品、その他の基本的な必需品を輸送する社内外のデリバリーサービスを提供する事業所
次の施設は営業を許可されますが、午後8時までのみです。
飲食店。ただし、配達サービスのみです(店内飲食は禁止)
食品メーカーとサプライヤー。
公共市場、スーパーマーケット、食料品店、パン屋、コンビニエンスストア。
給水ステーション。
獣医クリニックおよび動物飼料供給業者。
銀行および送金。
ハードウェアストア
配達および宅配便
農産物、LPGおよびその他の石油製品、医薬品、獣医用品のディーラーまたはサプライヤー
ランドリーサービス
まとめ
- 基本的に24時間外出禁止(食料品を買ったり、病院へ行くは例外)
- ロックダウン=全ての物流が止まる!と勘違いして買い占めする人もいますが、物流は止まらない。
- レストランで食事することも禁止されていますが、Grab foodのようなデリバリーサービスは使って問題ないので普段通りの食事ができる。
- 生活に直結するようなインフラ周りやスーパーは制限付きですが、営業しているので最低限の生活はできる。
- 市又は区を跨いで移動ができなくなるので、移動がかなり制限される。